3B Practical Art Lab.
実用芸術という言葉は、生きるために作ることを表すために名付けました。わたしたちは、生きるためにいろいろなものを作っています。
自分で作ることもあるし、誰かの作ったものを、もらったり買ったりすることもあります。
わたしたちが生きるために、どのぐらいのものが必要でしょうか。あるいは、いらないものをどのぐらい作ればよいでしょうか。
いるものと、いらないものは、どうやって区別すればよいでしょうか。
そういう、働くということの渦に巻き込まれてしまうと見えにくくなることを、静かにひとりひとりで、誰かが生きるために使うものを作ることによって自分で理解する。
そのことが、実用芸術研究所の目的です。
去ること2016年4月 発達障害専門外来・明神下診療所(精神科・神経科)の数名の患者さんたちと一緒にはじめました。時に悩み、時にメンバーさんたちから励まされ、自転車操業で運営してきました。それはいまもかわりません。
東上野の古い民家を改築して使っています。昭和初期にタイムスリップしたような建物です。