「三井家のおひなさま」展でまったりと。

2月16日の外出プログラムは、徒歩で行ける上野公園内でなく「三井記念美術館」に行ってきました。風は冷たいですが暦の上では立春が過ぎ、日差しは春の色です♪

銀座線で三越前駅下車、日本橋三井タワーの中を通り、美術館のある本館に入ります。
三井本館は1929年(昭和4年)建築、昭和初期の日本を代表する洋風建築として国の重要文化財に指定されているそうです。
荘厳なエレベーター、柱、暖炉・・・いつもの上野公園内の外出プログラムより、メンバーさんもスタッフも少し緊張した表情です。



展示品の撮影は不可、とのことで少し残念ですが、ゆっくり見学できました。
三井家は江戸時代から長年、収集、保存してきた美術品をこちらの美術館で企画、展示。この3年はおひなさまの展示はお休みしていたそうですが、それ以前は例年、三井家の夫人やお嬢さんが大切にしてきたおひなさまを展示。「日本橋に春の訪れを告げる」イベントとのことです。

今回の展示の一番の見どころは、幅3メートルにおよぶ豪華な雛段飾り。天皇・皇后を模したといわれる内裏雛、三人官女、五人囃子、調度品、等々・・・・。
日本古来の技術や伝統文化が結集しているようです。

「お内裏様とお姫様」の内裏雛2体の展示もたくさんありました。
江戸時代から近代まで、それぞれの人形作家の作風や特徴が解説されています。
お内裏様の正装「束帯衣装(そくたいいしょう)」、お姫様は「十二単(じゅうにひとえ)」、その緻密さには息をのみます。

また、三井家の夫人たちが大切にされていた御所人形(ごしょにんぎょう)もたくさん展示されていました。
幼い子どもを模した人形で、頭が大きくまるまるとした姿が特徴です。
可愛らしさ愛らしさが夫人たちを「とりこ」にしたのでしょう。
豪華な刺繡が施された「かぶりもの」や衣装を身に着けた人形、大小さまざま、お話に見立てて10体以上で行列をなすもの・・・こちらもたくさん展示されていました。

静かで照明が抑えられた館内で、自分の日常とはかけ離れたひと時を過ごせました。
メンバーさんも「十二単のお雛様を近くで見られて良かった」「お雛様以外の展示作品で印象深い作品があった」等々。
静かで充実の時間を味わわれたようです。

上部へスクロール