行ってきました『特別展:古代メキシコ~祈り、畏れ、捧げた~』

今年の梅雨は豪雨に見舞われる地域もありました。
ここ3Bのある東京は雨が少なく、じりじりと太陽が照り付け35度を超す日もあります。
7月20日は久しぶりに30度をちょっと超えたぐらいの過ごしやすい天気でした。
3Bから国立博物館まで徒歩15分ぐらい。
上野公園の背の高い木立ちの下を、メンバーさんとスタッフ、散歩気分で向かいます♪
国立博物館の一番奥にある平成館が本日の行き先です。

展覧会紹介に参ります。

第1章は紀元前1500年頃、メキシコ湾岸部に興ったオルメカ文明の紹介。
トウモロコシを栽培出来るようになったことは想像以上に画期的だったのでしょう。
トウモロコシを神様として崇拝した事もあったそうです。
栽培するには雨季と乾季の予測が重要で天体観察が発達。
ゴムボールを使ったゲームが盛んになったことを示す出土品が発見されて、そのゲームは人身供犠(じんしんくぎ)を伴う宗教儀礼でも行われたことが分かっているそうです。

 

第2章はテオティワカン 神々の遺跡の紹介。

メキシコにも大きなピラミッドの遺跡があり、そこに掲げられていた直径1.5メートルの大型の石彫が、今展覧会のメイン展示品の一つです。

中心に「どくろ」を配した石彫がすごく気に入ったというメンバーさんが複数いらっしゃいました(^ ^)。

第3章はマヤ 都市国家の興亡の展示。
紀元前1200年から16世紀まで3000年近く都市間の交易や交流、時には戦争を通じて大きなネットワーク社会を形成していました。
たくさんの神殿跡が見つかっていて、今回のメイン展示品の一つ、緑の顔のマスクの「赤の女王」が。
パネル、写真で詳細に説明されていて、生前の体格まで復元出来る技術に驚きました。

展示も終わりに近づき、
第4章 アステカ テノチティトランの大神殿の紹介です。
14世紀から16世紀に興った文明で首都テノチティトランは湖上の都市、テンプル・マヨールトいう大神殿。
そこからはたくさんの儀礼や交易、戦争にまつわるものが出土しています。
今回のメイン展示品でもある「鷲の戦士像」は、王直属の「鷲の軍団」の高位の戦士、もしくは戦場で英雄的な死を遂げ鳥に変身した戦士を表していると考えられています。
こちらもメンバーさんに人気でした。

今回の展覧会は映像以外は全部、撮影OKとのことで、メンバーさんも気に入った展示品を丁寧に携帯のカメラに収めていました。
また、過酷な自然の中で生きて、自然や神様に感謝し、人間の生命まで捧げるという時代を想像しながら見学、有意義な時間が過ごせたとの感想を寄せてくださったメンバーさんもいらっしゃいました。

メキシコと言えば、サボテンとタコスの遠い国、くらいの知識しかありませんでしたが、同行スタッフにとって新しい発見になりました(^ ^)。

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