早いもので2月も終わりです。2月27日、東京国立博物館で「開創1150年記念 特別展 旧嵯峨御所 大覚寺 ―百花繚乱 御所ゆかりの絵画―」を見学してきました。コートが要らないほどの暖かな日差し、今日もたくさんの人たちが訪れていました。
876年に開創された大覚寺所有の宝物の展示で信仰の歴史をたどります。嵯峨天皇像や歴代天皇による信仰にまつわる書、五大明王像などたくさんの仏像が展示されています。これらの仏像は密教美術の名品とのこと。一本の木から彫るのでしょうか、「台座」や「光背」の繊細さに驚きました。
人気コーナー⁈並んで見学の順番で待っている展示品は、源氏に受け継がれた2本の「兄弟刀」。同じケースに展示された「膝丸」と「髭切」の2本、キラキラと輝く刃に吸い込まれそうです。
今回の展示品は一部のみ写真撮影可です。御水尾天皇に入内した「和子(まさこ)」様の女御御所を飾った襖や障子に描かれた障壁画は写真を撮ることが出来ました。梅や牡丹、野兎が生き生きと描かれています。今回は120面以上の障壁画が公開されたとの事。蒔絵の道具箱も美しくて、豪華な暮らしぶりを想像してみました。
博物館の外には、東京国立博物館の隠れた名物⁈「ユリノキ」の「翼果(よくか)」を見ることが出来ました。
枯葉のように見えますが(;^_^A初夏にオレンジ色のチューリップに似た可愛い花が木に咲きますが、咲いた後の果実が枝に残っているのだそうです。何と、この木は明治8年から9年ごろにアメリカから渡ってきたとの事で樹齢150年近いのでしょうか。初夏のお花が楽しみです。
おかげさまで作業が忙しい毎日、メンバーさん、スタッフにとってリフレッシュになったなら嬉しいです(^^)