円山応挙展に行ってきました

ここのところ外出プログラムは上野公園内の博物館、美術館が続きましたが、10月30日は三越前駅近くの三井記念美術館に行ってきました。久しぶりの電車での外出プログラム、スタッフが遠足気分です(笑)三越前駅下車、豪華な「日本橋三井タワー」に入り、左方向に進んだ所に三井記念美術館行きのエレベーターがあります。7階が美術館で、降りるとすぐの所で鹿像が出迎えてくれます。この像は池田勇八さんという動物彫刻家の作品との事。

メンバーさん・スタッフ、各々自由に鑑賞しました。円山応挙は江戸時代を代表する画家として、確固たる地位を占め高く評価されてきましたが、近年、伊藤若冲など「奇想の画家」がクローズアップされることが増えてきたとの事。円山応挙作、梅と鯉の絵、伊藤若冲の竹と鶏の絵が、展示されていましたが、スタッフMはどちらも好きです(^^)

円山応挙の絵は、21世紀の私たちから見れば「ふつうの絵」に見えるが、18世紀の人々にとっては、それまで見たこともない「視覚を再現してくれる絵」だったそうです。

植物図鑑のような植物の絵は、葉っぱが風で落ちていくような動きがあります。可愛らしい子犬、ウサギ、イタチ等々は、動物たちを見つめる応挙の温かい気持ちまで表現されているようです。藤の花の屏風は芳香が漂ってくるかのようでした。また、当時、日本にはいなかった虎ですが、虎皮の敷物を見て虎が遊ぶ様子を描いたとの屏風絵は、実際の虎とは違い、フワフワで可愛らしいです。

気象も今で言えば、まるで写真のように吹き荒れる風と雨を表現しています。京都の町の絵は、賑わいや描かれている人たちの会話まで聞こえてくるようでした。

集合時間が来て解散。再度入館してさらに鑑賞したメンバーさん、せっかく来たのだからと日本橋界隈を散策したメンバーさん、それぞれ皆さん、リフレッシュされたようです(^^)。

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