国立西洋美術館 企画展「モネ 睡蓮のとき」を鑑賞してきました!
早いもので1月も終わりです。1月30日、国立西洋美術館で話題の企画展「モネ 睡蓮のとき」を鑑賞してきました。平日の午後にも関わらず、たくさんの人、人、人・・・。少し強引に人の間を通り抜け、前に突き進まないと遠目にしか見られないほどの混雑ぶりです。
モネの「睡蓮」は美術の教科書に載っていたし、「睡蓮」が描かれたポストカードをいただいたことがあり、何度も目にしたことがあるのに、実物の絵を見たのは初めてです。筆の跡の力強い一筆一筆、目を細めてみると、睡蓮や藤の花、しだれ柳がくっきり見えてくるようです。
モネは子どもの頃から絵が上手でしたが、50才近くまで絵を評価してくれる人が少なく、それでも、物を取り囲む大気や光り輝く光、水の流れを探究し続けました。モネの描きたい物を一途に描き続け、一家はいつも貧しく、暖房や食べる物にも苦労したとの事。
その後、絵が評価され売れるようになり、モネの大好きなセーヌ川のほとり、ジヴェルニーに家を購入、果樹園だった所を睡蓮の池と花の池に替えます。日本びいきとしても有名で、池の上方に太鼓橋を作り、刻一刻と姿を変える睡蓮やその他の花々と水の流れ、光の動きを、毎日毎日、庭に同時に複数のキャンバスを並べて描いたとか。
絵を描くのが好きなメンバーさんの感想です。あまりに力強い計算しつくされた色、筆遣いに、目を見開いてしまいました。別のメンバーさん。睡蓮のピンクの色が、可愛らしい色遣いをした絵があり、とても気に入りました、との事。
朝の冷え込みはどこへやら、日差しが暖かく、もうすぐ春は近い⁈と感じさせる陽気のもと、まだまだ入場待ちの長い列が外に続いています。天皇ご一家が鑑賞されただけではない、大きな大きな魅力がモネにはあるのでしょう。私もモネの追究し続けた、睡蓮とたくさんの花々に、あったかい気持ちになり帰途につきました(^^)