猛暑が続き、台風シーズン到来、津波も・・・と気候や天災は避けらず、過ごしにくい気候が続いていますが、皆さま、お元気ですか?3Bはおかげさまで、たくさんの内職や作業に忙しくしています。今月も無事、納品を終え、ホッとした気持ちで話題の特別展「江戸☆大奥」に行ってきました。NHKドラマとのコラボもあり、たくさんの人たちで賑わっていました。
江戸時代、徳川将軍家の御台所(みだいどころ 正室)と側室が暮らした「大奥」、多い時には千人もの女性が暮らしていたとの事。現存する「大奥総地図」には広い敷地に、たくさんの部屋が描かれています。身分の低い女中から、正室との取次ぎをする最上級の女中まで、大勢が同じ敷地で暮らしていました。世継ぎの生母と正室との対立や、利害の異なる女中たちの対立とプレッシャーの中で、大変な事もたくさんあったでしょう。
世継ぎの生母と正室との対立や、利害の異なる女中たちの対立とプレッシャーの中で、楽しみを見つけて気丈に生きた大奥のヒロインたちを紹介する展示コーナーは華やかです。
3代将軍家光の側室「お玉の方」の大きな梅の柄の着物は、柄が大きくてもまとまりのある上品な柄です。八百屋の「お玉」が側室になり「玉の輿」の語源とか。13代将軍家定の正室「篤姫」の婚礼の引き出物、薩摩切子のミニチュアの豪華なグラスセットは緻密です。大奥の女性たちに薩摩藩の技術の高さを見せつけたのでしょうか。14代将軍家茂の正室「和宮」が京都から持参した宝物、陶器食器のミニチュア、貝殻、「タツノオトシゴ」に知恵の輪・・・仁孝天皇の第8皇女の和宮、故郷をそっと懐かしんだのでしょうか。想像しながら見学しました。
移動の際の「女乗物」、蒔絵の道具セット、美しい着物、手の込んだ小物・・・たくさんの美しい宝物が展示されていましたが、展示は写真撮影禁止。大奥の女性たちの楽しみの一つだった「歌舞伎」の衣装が展示されており、こちらのみ撮影出来ました。男子禁制の大奥で、坂東三津江という女性歌舞伎役者が人気でした。派手な着物、伊勢海老が描かれた奇抜な着物、演目はどんなストーリーだったのでしょう。
見学が終わると、外は相変わらずの暑さと蝉の声、まだまだ厳しい暑さが続きますが、時々リフレッシュして乗り切りたいと思います。メンバーさん、スタッフも、毎日の作業、お疲れ様です(^^)