モノマチ見学
2018年5月25日(金)近隣の素敵なお店や台東デザイナーズビレッジを見学
「モノマチ」とは、古くから装飾品やファッション雑貨の産業が盛んな台東区の南側(御徒町~蔵前~浅草橋にかけての2km四方の地域)を徒蔵(カチクラ)エリアと呼称し、伝統の業を持つ老舗から新進気鋭のデザイナーのアトリエまで、参加店数なんと175店もの様々なモノづくりの現場を歩きながら徒蔵エリアのパワーを感じる事の出来るとても楽しい3日間限定のイベントです。
3B実用芸術研究所はもちろん徒蔵エリアの一員ですが、まだまだひよっこなので勉強させて頂く気持ちで見学をしてきました。
まず訪問したのは歩いて5分もかからない所にある「革小物と革財布のお店mic(ミック)」さん。
こちらは建物の地下1階にあり、普段から見て触れる大人の社会見学スペースを店舗内に併設しており、商品だけでなく完成に至るまでの工程を知る事が出来ます。
店内ではみんな興味津々で商品や展示物を手に取っていました。
中でも革ミシン班のメンバー達は革ミシンで作製された商品のブックカバーを手に取って熱心に話し合っていたのが印象的でした。
続いて訪れたのは台東デザイナーズビレッジです。
台東デザイナーズビレッジとは、2004年4月に旧小島小学校の校舎を再利用して設立された、起業を志すデザイナーやクリエイターが期間限定で仕事場として利用し、独立をするための支援をしている施設です。
普段は店舗としての機能はありませんが、モノマチ期間中は入居者だけでなく卒業生も集まって市場の様に雑貨やファッションのお店が軒を並べ来場した人たちを魅了します。
こちらの施設には、以前シルクスクリーンのワークショップでお世話になったイラストレーターの進士遥先生も入居しています。
さっそくみんなでご挨拶に伺いました。
進士先生のアトリエは、ロチャ王国という進士先生の個性的でかわいい世界観で埋め尽くされており、お客さんは老若男女問わず大盛況でした。
進士先生には忙しい中でも笑顔で対応して頂き、感謝の一言です!
その後は自由時間としてみんな好き好きに館内を見て回っていました。
館内で見つけたメンバーさん達に感想などを聞いていると、ある人物がお店を開いているとの情報が舞い込んできました。
早速教えられた「浅草ものつくり工房」のエリアに行ってみると、なんと3B実用芸術研究所の人気プログラムであるレザークラフト工房でお世話になっている髙見澤篤先生がご自身のブランド「Six coup de foudre」のお店を開いていらっしゃいました。
お互い驚きましたが、髙見澤先生も笑顔で応じて頂き、とても丁寧に商品の説明をして頂きました。
普段ご指導を頂いている先生の作品(商品)を実際に目の当たりにする事が出来たのはみんなにとって大きな収穫になりました。
ありがとうございました。
その辺でいい時間になり、近くのファミリーレストランでお茶の時間となりました。メンバーさん達に感想を聞くと、モノづくりのプログラムや自主製作班で活動しているメンバーさんの中から、「去年みんなで見学した時は漠然と見ていたが今年は少し違った目線で見る事が出来た」という風な頼もしい感想が聞かれ、メンバーさんたちの成長を感じる事が出来ました。
いつか見学ではなくモノマチに「参加」するのが我々の目標です。みんなで力を合わせて頑張っていきます!