最近、3B近くの街路樹、キンモクセイの良い香りがしています。キンモクセイは秋を知らせる花、長い長い猛暑でしたが、ようやく涼しくなりました。今年も例年同様、秋が来たことに心底、安どしました。
さて芸術の秋、3Bには芸術が得意なメンバーさんがたくさんいます。10月18日の野澤先生のワークショップは革のマーブル染めに挑戦です。マーブル染めを事前にスタッフが何度も練習しましたが、なかなかイメージどおりには行かす・・・。野澤先生からご指導いただけるとのこと、楽しみです。
まずは「洗たくのり」に水を混ぜます。ボールに入れて、手や10本ほど束ねた箸でかき混ぜる、
あるいは「3Bオリジナル・のり混ぜ器」大きなペットボトルに入れて、何度も何度も振ります。かなり力が要りますが、しっかり、のりの「ダマ」が無くなるように混ぜます。
「ダマ」が無くなったら、平らな容器に流し込み、革専用の染料を落として行きます。赤、青、黄の3色の染料に、ほんの少し先生ご持参の定着剤を垂らし、お弁当用の「醤油入れ容器」をスポイト代わりに使って、のり液の上に落としていきます。
丸く小さく、横に次々と落としていきます。2段目は色を変えても良し、同じ列の中でも色を変えても良し。メンバーさんにお任せです。野澤先生からは黄色は色が薄いので、1か所に2、3滴落としても良い、とのアドバイス。
のり液の全体に染料を落としたら、「3Bオリジナル・櫛板(くしいた)」を使って、四角い容器の端から反対側の端まで静かに動かします。容器の縦側を1往復、横側を1往復が基本ですが、斜めに動かしてみたり、竹串を自由に動かしてみたり。
野澤先生から、櫛板を垂直に立てて動かすと細い線、少し寝かし気味に動かすと少し太い線になるとのアドバイス。鳥のクジャクの羽のような柄や、お花の形、ハート型など、きれいな模様が入りました!
次に長方形にカットした「ヌメ革」の真ん中から、そっと静かにのり液に載せます。ヌメ革から空気を抜くために革の端を指で静かに押しておきます。3分から5分待ちます。
待ち時間が経過したら、そっと革を引き上げ水で洗い流します。お湯ではなく水で、シャワーの方で、手袋を外して素手でのりの「ぬめり」が残っていないか確認しながら、しっかり洗っていきます。ぬめりが取れたらペーパータオルで革の表面をしっかり押さえて水分をとり、乾くのを待ちます。
さすがは、我が3Bメンバーさん、美しいマーブル模様ができました!2枚目に取り組まれたメンバーさんの中には、大胆な構図や、濃い目に色を載せる等、少し「冒険」された方もいました。皆さんから楽しかったとの感想をいただき、スタッフが何度も試行錯誤して準備した甲斐がありました。
皆さんでアドバイスしたり、称賛し合いながらの、にぎやかなワークショップとなりました。野澤先生、ありがとうございました。メンバーさん、大変お疲れ様でした。休日はしっかり身体を休ませてください(^^)。