野澤先生による革のワークショップ開催!
2023、8、18溶けそうな暑い日、久しぶりにワークショップを開催しました。
ご縁あって革細工の講師、野澤さよ子先生が3Bに来所、メンバーさん、スタッフが直接、ご指導を受けることになりました。
野澤先生は、革細工、革製品の講習会やワークショップ、大田区の「太田文化の森運営協議会」や千葉県勝浦市で、数多くご指導されています。
また、革以外にも、古布とお花を組み合わせたアート作品や、小さな布を「折り」「つまみ」花等を作り出す「つまみ細工」にも取り組まれ、ご自身の展覧会を開催されるなど、多方面の芸術に造詣が深い方です。
野澤先生のワークショップをメンバーさんも、スタッフも心待ちにしていました。
今回はゴート革を使った印鑑ケース、アクセサリー入れにもなる小さめ「がま口」を作ります。
まずは10センチ四方ぐらいの革を水で濡らし、固く絞ったものを広げます。
そこに赤青黄、3色の染料をスポイトで少しずつ垂らしていきます。
緊張の1滴目・・・
先生から、あまり気にせずにどんどん垂らすこと、赤は可愛らしく仕上がるとのアドバイス
それなら!と赤をたくさん使用するメンバーさん、あるいは敢えて赤でなく青をたくさんスポイトで落とすメンバーさん、どんな模様になるか楽しみです。
染料を落とした革から、余分な水分をペーパータオルでそっと抑えて取り除き、クリアホルダーにはさみ、座布団とご自身の足の間に挟み乾かします。
体温で乾きやすくなるそうです(^ ^)。
乾かしている間に、先生がご用意してくださった「カバ」の形の革を水で濡らし、立体の「カバ」を作るとのこと。
四本の足にしっかり折り目を付けることがポイント。
染料の革と違い、こちらは乾かないうちに形をしっかり付けるそうです。
かなり難しいですが、先生にちょっとお手伝いいただき、皆さん、なかなかかわいい「カバ」が出来ました!
それから15分の休憩をはさみ、がま口の製作再開です。
ご自身の体温で乾かした革を、今度は両手にはさみしっかりと乾かしたら、がま口の内側の革を選びます。
先生がご用意くださいました。
淡いピンク色やしっとりした明るい黄色、カービングでお花の柄が入っているもの。
うーん・・・、あれもこれも・・・1枚決めるのは難しくてメンバーさんは悩みます。
何とか1枚選んだら、両手ではさんで乾かした革と合わせて、専用のりで接着。口金に入れていきます。
専用の接着剤を爪楊枝で口金に塗り、革2枚を入れます。
その隙間に細い紙ひもを入れて、専用道具を使いながらしっかりと押し込んでいきます。
最後に口金の4か所を、先端に傷つき防止カバーの付いたペンチでしっかり閉めたら完成です!
染料を垂らした時には想像できないような素敵な柄になっていたり、または、予想通りの柄に出来たり、内側の革がはっとするようなきれいな色だったり、素敵ながま口が完成しました!
野澤先生の分かりやすい手順とご指導、ありがとうございました。
また、がま口を作った経験のあるメンバーさんにも大いに助けられました。
ありがとうございました!